お金を扱う保険ですから、節約を考えるのは当然です!
保険の見直しが身近になるにつれ、節約を目的として相談にこられる方も増えてきました。
他の目的で来られた方も「実は…」と照れくさそうに打ち明けられることもありますが、とんでもありません!そもそも「保険」自体が「お金」を扱っている商品ですから、少しでも安くて良いもの(自分に合っているもの)をと思われるのは当然ですし、そのほとんどが自分以外への利益となりますから、むしろ胸を張ってもいい程です!
生命保険について考えて見ましょう。
まずは、はじめての方向けですが、万が一の時、残された遺族に必要な金額を生命保険だけでまかなおうとしていませんか?
例えば、月収30万円の世帯主が万が一の時のために、毎月30万円の収入保障(家計保障)保険に加入するというものですが、実際には、国からの遺族年金や、老齢基礎年金、預貯金などで、2割程度、場合によっては5割程度をまかなえるケースもあるので、これら公的年金、預貯金額などを考慮して必要保障額を決定することで、保険料を抑える事が可能です。
なお、収入保障保険を例に出しましたが、この保険は最近になって広まった保険の一つで、逓減(ていげん)定期保険よりも保険料が安くなるケースがあり、従来の保険をこの収入保障保険へ切り替えるだけでも節約になりますが、必要保障額や期間を決めるためには遺族年金、老齢基礎年金、預貯金、などの収入や生活費などの支出をしっかり算出する必要があります。
このほかでよく見られるのが、保障の重複です。
例えば、学資保険の死亡保障や育英年金特約といったものは、保障の範囲が生命保険と重複していますので注意が必要ですし、医療保険や損害保険の特約も、他の保険と重複していたり、特約よりも主契約へまわしたほうが効率的なケースもあります。
これらはわかりやすい例でしたが、細かい部分を含めれば、節約の要素はいくらでも見つかります。もし、今まで、なんとなく保険を考えていた方は、必ずといって良いほど節約の方法が見つかりますので、是非専門家に耳を傾けてみてください。