入院に対する金銭的な負担は2つ
入院に対する漠然とした不安は誰もがお持ちです。保険ではこのうちの金銭的な負担を補うわけですが、この金銭的な負担は、大抵以下の2つに分けられます。
- 入院・手術などの医療費
- 長期入院での収入減
(1) は入院に際しての実費、つまり、予定外の出費のこと、(2) は、日々の生活費、つまり定常的にかかる費用のことで、基本的には、これら2つによって発生する、通常時の費用との差額を、医療保険で補うことになります。
公的医療保険+民間医療保険
まず、前述(1) の医療費を最新の統計などから推定します。(2) の収入減の額(収入保障)は、自営業の方とお勤めの方では大きく異なったりと、一概に「これ」と示せない場合が多いのですが、最悪のケースを考えて推定するのが無難でしょう。
忘れてはならないのが、公的医療保険で、まずは公的な保障額をある程度算出して、その差額を保障額に設定すると無駄がありません。
医療保険は一般的に、病気やケガなどの入院や、所定の手術を受けた場合に給付金が支払われますが、特約として、通院給付金、女性疾病、先進医療、三大疾病払込免除、健康お祝金などが用意されています。例えば、通院給付金は、前述(2) の収入減を補える可能性があったり、リスクの範囲解釈で、先進医療まで保障したい場合など、これら特約も様々な保険で比較・検討されることをお勧めします。