不安に感じたらすぐに聞けるのが保険見直し堂の利点です。
最近テレビでも保険の見直しに関する情報をよく見かけます。保険見直し堂にも、「テレビを見て気になったので…」とご相談に来られる方が増えました。
実際、そういった方々のほとんどで、不必要な保険料を支払っているケースが見受けられ、見直されて帰る方も多くいらっしゃいます。
事例その1 「自由度が高ければわかりにくさも高い?」
アカウント型保険の例です。
自由度の高さをうたっており、このタイプの保険に加入されている方は多くいらっしゃいます。利率変動型積立終身保険ともいわれます……はい……呼び名からして???の方もいらっしゃるかと思います。
まず名前の解釈からしますと、「アカウント」とは簡単に言うと銀行の「口座」のようなものです。銀行口座の預金のように金利が変動するので「利率変動型積立終身」なわけです。これだけでは普通の積み立てになってしまいますので、大抵、定期保険、医療保険などの保障が付きます。
相談に来られる方は、大体以下のように解釈されています。
「毎月の保険料は、銀行預金のように自分の口座(アカウント)へ積み立てられ、これが解約返戻金になる」
「この積み立てを、死亡、医療、がんなどの保障へ自由にあてることができる」
大筋は間違っていませんが、まず、保障部分の保険料が掛け捨てであることを「信じたくない」方が多いように思います。
実際には定期保険と同様、死亡保障や医療保障へ充当した金額は積み立てから「消えて」なくなります。例えば、月々3万円のアカウント型保険で、それぞれ1万円の死亡保障、医療保障が付いている場合、実際の積み立ては差額の1万円になります。(1年で12万円の積み立てです。)
さらに、この保障部分は、10年ごとに更新が必要なことも多く、この場合、定期保険と同様、保険料が上がりますので、せっかく積み立てたお金がなくなってしまう可能性もあります。
豊富な財産の運用をあわせてお考えの方にとってはおもしろい保険ですが、私たち庶民にとっては、極端な話ですが、月々2万円の定期保険と、月々1万円の終身保険に入っているのとほとんど変わりません。
事例その2「言われるままは、やっぱり損??」
死亡保障が50歳まで 3,000万円、80歳まで 1,500万円、月額11,000円余りの保険に入られている「主婦」の方が、「本当はこんなに要らなかったんだけれど、金利の関係でこれ以上減らすと損といわれたので入ったのですが、今でもそうでしょうか?」とお見えになられました。
確かに、加入当時は当たっていたかも知れませんが、いまは選べる保障の幅が格段に増えていますし、何より、一人一人のニーズに細かく対応できるようになって来ましたので、依頼者の意向を無視した契約はありえません。
結局、この方の場合は、逓減定期保険へ変更され、保険料が半分になり、残りの半分のうちの半分で医療保険に加入されました。(保険料は4分の1カットで、保障範囲が広がりました。)