誰が困らないように?
「人のため」と「自分のため」、どちらが欠けても意味を成しません。
自動車保険などの損害保険の場合は、相手と自分と同乗者の生命、相手と自分の車など、とてもわかりやすいですね。
医療保険の場合でも同様で、入院費の補填のための入院保障は(特に独身の方などで)どちらかというと自分のため、でも、自身の入院で減った収入の補填も考えておかないと、人に迷惑が掛かりますよね。
生命保険も同じです。人のための保障の代表格は死亡保障。遺族が困らないようにするのが目的です。生きていれば自分が稼げるのですから…と安心していたら大間違いです。良く考えてみてください。長生きすればするほど、自分に掛かる費用は増えていきます。さらに、寿命まで働ける人はそうそういませんよね?
両方とも保険でカバーする必要はありません
損害保険は別として、入院保障も収入保障も充実させてとか、死後も老後も不安なく、などと考えたらお金がいくらあっても足りませんから、すべてを保険でカバーすることは難しいです。ただ、そもそも、保険を考えるということは、「もしも」の時のために備えるということですから、あらゆる「もしも」に対しての対策を、「保険」を含めて考えるというスタンスが一番なのです。